賢くリフォームを行うために

10年を節目に一般的な住宅の外装はメンテナンスを行った方が良いとされています。
築10年、築20年、築30年とお住まいの築年数に沿って様々なメンテナンス方法があるだろうが、築20年を過ぎると家を建てたハウスメーカーや工務店が既に倒産してしまっている可能性などもありますね。
そうなってくると、住宅のメンテナンスは一体どこに頼めばよいのかが分からなくなってしまうといった経験をされている方も多いのではないでしょうか?
そこで、住宅のメンテナンスを行う場合にどのようなリフォーム業者を選べば良いのかをご紹介したいと思います。

まず、確認したいのは住宅のどこをメンテナンスしたいのかです。
まるっとすべてをお任せできる、大手ハウスメーカーや工務店に頼むのが一番手っ取り早いのではないかと思いますね。
家のことがすべてわかるし、同じ人に相談すれば余計な手間も省けるという考えもあります。
しかし、大手ハウスメーカーや工務店などは自社で施工の職人を抱えているわけではありません。
例えば外壁塗装などを考えている住宅にハウスメーカーや工務店などは 、地元の塗装会社に塗装工事を依頼します。
お客様→ハウスメーカー(工務店)→塗装会社といったように仕事が下へ下へと流れていくのです。大手の場合だと、下請けの下請け、つまり孫請けまで発生してくる場合もあります。
それぞれの会社でマージン費用が発生しまうので、最終的に大きな金額的負担を強いられるのはお客様になるのです。

これを、お客様→塗装業者にした場合中間マージンは発生しません。同じ工事で同じ品質の工事でも金額に大きな差が発生してしまうのは、こうしたリフォーム業界のからくりがあるためです。
そのため、まずは自分で住宅のどこをメンテナンスしたいかを明確にしておく必要があるのです。
現在では、インターネットの普及により各業者がホームページで情報の発信ができるようになりました。
そのため、ユーザーからしてみればしっかり探せば ハウスメーカーや工務店などに頼まなくても直接業者へ依頼できる時代となったのです。

といっても、インターネットでホームページを持っている業者のすべてが良い業者とは限りません。
中には悪徳業者なども存在するでしょう。
しっかりと業者を探すために確認したいことは、工事の保障はついているか、建設業許可などの資格を取得しているか、リフォーム瑕疵保険などの公的な保険を対象とできるかなど会社としてしっかりとした業者を選ばなければなりません。
また、書類関係にはきちんと目を通して納得できる説明をしてくれる誠意を持った業者を選ぶ必要があります。口が上手く信用できると思っても、すべてが口約束で書類が存在しないというのはとても危険です。
トラブル防止のためにも、書面にて見積・契約を交わし、 保証書を発行してくれる業者を選びましょう。